ロータリーとは

私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。

1905 年にシカゴで創設されたロータリーでは、110年以上、さまざまな職業をもつ人や市民のリーダーが「世界を変える行動人」となり、その経験と知識を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んできました。識字率向上、平和構築、水と衛生の改善など、幅広い分野で持続可能な影響をもたらすために、ロータリーの会員は毎日、世界のどこかで活動しています。

ロータリーの目的

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
2012 年(平成24)日本語訳を綱領から目的に改定 条文の訳も改定

4つのテスト THE FOUR-WAY TEST

ロータリアンが生活や仕事の場面で常に覚えておくべき4つの問い、それが「四つのテスト」です。政治や宗教に関係なく、すべての人びとの倫理的指針となるこのテストは、100カ国語以上に翻訳されています。〈四つのテストの由来はこちら〉

言行はこれに照らしてから

1. 真実かどうか

2. みんなに公平か

3. 好意と友情を深めるか

4. みんなのためになるかどうか

Of the things we think, say or do

1. Is it the TRUTH?

2. Is it FAIR to all concerned?

3. Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?

4. Will it be BENEFICIAL to all concerned?

ロータリーの行動規範

ロータリアンとして、私は以下のように行動する。

1. 個人として、また事業において、高潔さと高い倫理基準をもって行動する。
2. 取引のすべてにおいて公正に努め、相手とその職業に対して尊重の念をもって接する。
3. 自分の職業スキルを生かして、若い人びとを導き、特別なニーズを抱える人びとを助け、地域社会や世界中の人びとの生活の質を高める。
4. ロータリーやほかのロータリアンの評判を落とすような言動は避ける。

ロータリーのしくみ

ロータリーは、クラブ、国際ロータリー、ロータリー財団の3本の柱で支えられています。
これらが一体となって、世界中の地域社会に持続可能な変化を生み出しています。

ロータリーの中核を成すのは、奉仕と友情を大切にする会員です

ロータリーの会員は、クラブで仲間との友情を育みながら、アイデアを出しあい、地域の人びととともに草の根の活動をしています。

ロータリークラブ

世界各地のクラブは地元に根ざして活動しています。クラブの会員(通称「ロータリアン」)は、交流やボランティア活動を通じて視野を広げ、会員同士の友情や地域社会との絆を培っています。

国際ロータリー

ロータリーは、クラブでの草の根の活動に加え、世界的なプログラムやキャンペーンも行っています。これらの取り組みをサポートするために、国際ロータリーが情報、資料、方針、リソースをクラブに提供しています。

ロータリー財団

地元での社会奉仕活動からグローバルな取り組みまで、ロータリーの人道的プロジェクトへの補助金や奨学金を提供し、ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。

ロータリーの歴史
ロータリーは、一人のアメリカ人のビジョンによって始まりました。その人の名は、ポール・ハリス。シカゴで弁護士として働いていたハリスが、世界初のロータリークラブ(シカゴ・ロータリークラブ)を設立したのは、1905年2月23日。さまざまな分野の職業人が集まって知恵を寄せ合い、生涯にわたる友情を培うことのできる場をつくることが、ハリスの夢でした。 設立以来、ロータリーは徐々に人道的奉仕にも活動を広げ、今ではさまざまな職業や文化をもつロータリー会員が日々、さまざまな課題を解決するために草の根の活動や国際的な取り組みを行っています。
ロータリーが私たちにとって何を意味するにせよ、 世界は、その活動成果によってロータリーを知るのです

ポール・ハリス (ロータリー創設者)

真に国際的な団体であるロータリーは、創設後わずか16年の間に6大陸へと広がりました。日本では1920年(大正9年)に初のロータリークラブ(東京ロータリークラブ)が設立されました。今やロータリーの会員は、世界が直面する諸問題を解決するために、地球の隅々で活動しています。

ロータリーは大きな夢を掲げ、常に高い目標を掲げています。1979年にはフィリピンで600万人の子どもにポリオの予防接種を行うプロジェクトを開始し、これが世界的なポリオ根絶活動のきっかけとなりました。野生型ポリオウイルスが常在する国は、1988年の125カ国から、現在はわずか3カ国に減っています。

ロータリーの公式標語「超我の奉仕」と「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」の歴史は、ロータリーの初期の頃にまでさかのぼります。

1911年、オレゴン州ポートランドで開催された全米ロータリークラブ連合会の第二回ロータリー大会で「He Profits Most Who Serves Best」がロータリーの標語として承認されました。これは、前年にシカゴで開かれた第一回ロータリー大会で、ロータリアンのアーサー・フレデリック・シェルドンが行った演説を基に作られた標語です。シェルドンはその演説の中で次のように語っています。「他者に対する正しい経営の科学のみが引き合うのだ。経営とは人間的な奉仕の科学である。その仲間に最もよく奉仕する者が最も多く報いられる」

ポートランドでのロータリー大会は、もう一つの標語「超我の奉仕」が誕生するきっかけともなりました。大会中にコロンビア川でボート乗りを楽しんでいた米国ミネソタ州ミネアポリス・ロータリークラブの会長、ベン・コリンズは、シアトルのロータリアン、J.E.ピンカムと、ロータリークラブを組織するのにふさわしい方法について話し合っていました。その中でコリンズは、自分のクラブで採用していた理念「無私の奉仕(Service, Not Self)」を紹介しました。ピンカムは、同じボートに乗っていたロータリー創始者、ポール・ハリスを呼んで会話を続けました。ハリスから依頼されコリンズは大会で演説を行い、この文言「無私の奉仕」が熱烈に歓迎されたのです。

この2つの標語は、1950年にデトロイトで開催されたRI国際大会で、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる(He Profits Most Who Serves Best)」と「超我の奉仕(Service Above Self)」に修正され、ロータリーの公式標語として正式に承認されました。1989年の規定審議会では、「超我の奉仕」がロータリーの第一標語として採択されました。これは、この言葉が利己的でないボランティア奉仕の哲学を最もよく言い表しているとの理由からです。一方、「He Profits Most Who Serves Best」は、2004年規定審議会で「They Profit Most Who Serve Best 」に修正され、さらに2010年規定審議会で現在の標語「One Profits Most Who Serves Best」となりました。